今回は「なぜこの家をDIYすることにしたのか」「これまでの経緯」について、少し長くなりますが私自身の言葉でお話ししたいと思います。
地元に戻り、祖父母の家に住むという選択
長らく地元を離れて暮らしていましたが、地元に戻ることになったのをきっかけに、今の家に住むようになりました。
この家は、もともと祖父母が暮らしていた「隠居」です。
すぐ隣には母屋がり、別々の住居だったのですが、20年前に母屋とこの隠居がつながれひとつの住まいになりました。
家は築45年。
左官職人だった祖父が、親戚と力を合わせて建てたものです。
ところが、壁は土壁のまま仕上げられることなく、未完成のまま長い年月放っておかれていました。
この家に住むにあたって、業者にリフォームを依頼するという選択肢もありました。
ですが、もともとDIYが好きだったこともあり、「自分の手でやってみよう」と決めました。

埃っぽく、薄暗かった家
DIYを始める前の家は、正直なところかなり荒れていました。
柱にはカビが生え、障子や襖は黄ばんでボロボロ、畳もすっかり傷んでいて、家全体が埃っぽく、薄暗い空気に包まれていました。


もっとも苦労した、漆喰塗り
数ある作業の中でも、いちばん時間がかかったのは漆喰塗りでした。
初めての挑戦だったので、初心者でも扱いやすい漆喰を調べて選ぶところから始めました。
それでも、壁全体を均一に塗るのは想像以上に難しく、普段使わない手の筋肉を使うせいで親指が痛くなるほどでした。

結局、この漆喰塗りだけで7日間かかりました。
専門的な襖の交換にも挑戦
襖の交換も、本来なら業者に任せようかと考えていた作業のひとつです。
それでも「せっかくだから」と自分で挑戦することにしました。
まずは交換に必要な工具を一つひとつ揃えるところから始め、YouTubeなどで職人さんの解説動画を見ながら、見よう見まねで作業を進めていきました。
調べていく中で、日本の伝統的な建具の技術を知ることができたのは大きな収穫でした。
一方で、襖を取り払っておしゃれな空間にしたり、木材で仕切りを作ったりといった、いわゆるモダンなリノベーションの情報もたくさん出てきました。
けれど、私自身はそうした方向ではなく、日本的な伝統家屋の佇まいに惹かれる人間だったので、あえて昔ながらのスタイルを選びました。
2ヶ月で、家が生き返った
壁、柱、襖、畳。
ひとつずつ手を入れていき、家が完成するまでにかかった期間は、およそ2ヶ月でした。
漆喰塗りだけで7日かかったことを思うと、それなりに集中して取り組んだ日々だったと思います。

完成したとき、いちばん感動したのは「部屋が明るくなったこと」でした。
作業を始める前は薄暗く、空気もどこか重たく感じていた部屋が、壁も柱も襖も畳も新しくなったことで、まるで生き返ったかのように感じられたのです。
このブログを始めた理由
DIYに興味はあっても、実際に手を出したことがない、という方は多いのではないかと思います。
私自身、最初は不安もありましたが、一歩踏み出してみたことで、家は確かに変わりました。
このブログを通して、そんな「気になっているけど、まだやったことがない」という方が一人でも多く、勇気を出して挑戦するきっかけになればと思っています。
これからも、このDIYの記録を少しずつ綴っていきますので、よろしければお付き合いください。


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